2015年7月26日日曜日

Villa Cavrois カヴロワ邸

アントワープを後にして目指したのは、フランスの北部の都市Lille(リール)。
車で1時間30分ほどで到着しました。

訪れたのは、カヴロワ邸。
国が買い取ってから、23000000€(日本円でだいたい31億円。)、
15年もの年月をかけて改修・修繕を終え、先月6月15日から公開されたばかりです。
沢山の人が、この日も訪れていました。

設計は、Robert Mallet-Stevens(ロベール・マレ-ステヴァンス)。
1929年~32年にかけて建設された、カヴロワ夫妻と7人子供の為の個人邸宅です。

行きたい!と、モンマリさんに告げてすぐ行く機会に恵まれて、本当に良いタイミングでした。

まず、着いて驚いたのは、とーっても広くて大きい。個人の邸宅とは思えない規模でした。
建物は、長さ60m、1800㎡も、あるのだそう。
お部屋が20部屋弱。(数え方がよくわからなくて、正確ではないけど。)
プールもあるし、広大なお庭もあります。

巨大すぎて、ただただ驚くのだけど、
1部屋1部屋がまた素敵で、夢中で写真に収めました。

コルビジェと通じるものがあるデザイン。
それもそのはず、ロベール氏はコルビジェと同時代に活躍したかなり有名な人でした。
(建築に疎いので、全然知りませんでしたが。。。)




キッチン

子供の食事部屋。(大人の食事部屋と別々でした。)














テラス。



プール

中央
大きいのがよくわかるでしょう。


写真3枚でやっと収まる。


地下にあるビデオルームで、改修・修繕に関わった人のドキュメントがながれているのですが、
それをみると、いかにこだわり、お金も時間も沢山かかったのがよくわかります。
まだ、未完成のお部屋もあります。
それにしても、31億円かけたフランス、素晴らしいなと思います。
壊すより残すことを大切にしている国らしいです。

パリを何度も訪れている人や、コルビジェが好きな人におすすめです。
周りもかなりかなり大きな邸宅が立ち並ぶ住宅街で、興味深かったですよ。
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Villa Cavrois
60 Avenue J.F.Kennedy 59170 Croix
www.villa-cavrois.fr

休館日;火曜日.1/1.5/1,11/11.12/25
6月~10月 10H30~18H30
11月~5月 10H30~17H30

パリ東駅からTGVで1時間ほど。その後、トラムに乗って”Villa Cavrois"で下車。
車だと、パリから2時間30分ほど。





2015年7月25日土曜日

Anvers?

今まで何度かベルギーへ日帰りでモンマリさんに同行していて、
今回も、”ベルギーに行くよっ”て言うからブリュッセルへ行くのだと思い込んでて、
高速を走っていると、ブリュッセルとは違う道を進んでいる。

おや?と思って、今日はどこに行くの?と聞いたら、
Anvers(アンヴェルス)。ダイヤで有名な街だよ。との、答えが返ってきた。
知らない小さな街なんだろうな。って、思っていたら、
着いてみて、びっくり。Antwerp(アントワープ)だった!
自宅から車で4時間ほど。




アントワープへは、いつか行きたいなぁと思っていたのに、思いがけず来てしまった!
いつか行きたかったわりに、どこに行きたかったか思い出せず、
どこかお洋服屋だったんだけど、、、と、モヤモヤ。
結局、思い出せず、ここだったんじゃない?と、
DRISE VAN NOTENを覗く。
まだセール中で、随分お安くなっていたけど何も買わなかった。

ブリュッセルは、フランス語を話す人が多く、
看板やメニューもフランス語表記されているので、
フランスから行くと、あんまり外国へ来た気分にはならないのだけど、
アントワープは、フラマン語(オランダ語に似た言葉)を話し、表記もオランダ語。
すっかり外国へ来た気分になった。
そして、ブリュッセルよりもおしゃれで鮮麗されているお店が多いような。
ゆっくりブラブラしたい街でした。



しかし、他に行く場所があったのでお散歩は出来ず、お昼ご飯を食べて、すぐ出発となりました。
ムール貝。ベルギーへ来ると、かならず食べてしまう。
お鍋いっぱい食べておなかいっぱい。おいしかった。
ベルギービール。泡、フワフワだった。一口もらった。

滞在時間、2時間30分。次回はもう少しゆっくりと周れるかな。
大聖堂の中も今度は入ろう。
名作アニメ”フランダースの犬”で有名なルーベンスの絵があるらしい。

帰宅して調べたら、私たちが使っている地名”アントワープ”は英語名でした。
ベルギーの公用語はフラマン語だけど、人口の40パーセントがフランス語を使用するようです。
Antwerpen;オランダ語
Anvers;フランス語
Antwarp;英語





お取り扱い店

北海道、旭川市にある雑貨屋さん、”Aujourd'hui"(オージュルデュイ;フランス語で”今日”という意味)で、
pomme et lapinのスタイとサシェのお取り扱いが始まりました。

私もまだお伺いしたことはないのですが、
旭山動物園の近く、自然のあふれた場所にお店はあります。

夏休み、北海道へ行かれる予定のある方はぜひお店も覗いてみて下さいませ!

うさぎスタイは、リバーシブル。ひげは、特に男の子の赤ちゃん用に制作。

レースはフランスのアンティークの物を使用しています。
生地は、フランスの現行品で、一部アンティークを使用しています。

販売価格:3000円(税抜)です。

ラベンダーのサシェ。こちらもレース・ボタンは、フランスのアンティークの物を使用しています。
いい香りがしますよー。
販売価格:850円(税抜)

どうぞよろしくお願いします!


Aujourd'hui(オージュルデュイ)
〒078-8201 北海道旭川市東旭川町東桜岡210-67
℡090-1102-2779
http://sakuraoka-aujourdhui.jimdo.com







2015年6月6日土曜日

1周年。


この芍薬を髪に飾り、1年前に結婚しました。

1年は、あっという間。
日々、楽しく穏やかに過ごせています。

誰かと共に暮らすというのが、ずーっとイメージ出来なかったのだけど、
いざ暮らしてみれば、思っていたよりもずっと楽しくて安心を与えてくれるものでした。

夫とその子供その家族、私の家族、友人、たくさんの人に感謝する1年でもありますね。

これからまだまだ長い人生、思いやりと感謝を忘れないようにしなきゃねと、思います。







2015年4月18日土曜日

Jeanne LANVAN展

ここ最近、春を通り越し初夏の様な陽気だったので、
また肌寒い日々に戻ってしまう前に!と、美術館へ行ってきましたよ。
メトロで見たポスターがとっても綺麗で、とても気になっていたのです。
Palais Galliera(パレ・ガリエラ)はパリ市のモード美術館で、
3年間の改装期間を経て、2013年の9月にリニューアルオープンしたので、
訪れるのは、今回が初めてでした。



重厚で威厳のある建物です。

美術館内は撮影禁止だったので、残念ながら写真を撮ることはませんでしたが、
展覧会、とっても素敵でした。
次の日の朝目覚めた時に、思い出してうっとりとしてしまうくらい。

1910~30年代のドレスが展示されていたのだけれど、
シルエットはシンプルで、優雅で洗練されていて、
これもあれも着てみたい!と思うものばかりでした。

ディスプレイがとても良くて、
半分以上のドレスは棚に置かれてあるだけで、ガラスに覆われていないので、
かなり近寄って細部の縫製や細かいデティールまで見えるようになっていました。
(手の伸ばせば、触れるくらい。もちろん、触ってはいけませんが。。。)
前後が見えるように後ろにミラーも置かれているので、
じっくりじっくり見ることが出来ました。

でもこれと似た展示をどこかで見たこととがあるような。。。
と思っていたら、3年前にみたバレンシアガの展覧会。(これもとても素敵でした。)
この時と同じキュレーターの方が企画されたものでした。
(この3点はその時の写真なので、バレンシアガのものです。)



それにしても、今回の展覧会のタイトルを見て、わっ!と驚いたのだけれど、
LANVANは、女性だったのですね!”Jeanne"ジャンヌは、女性の名前。
モンマリさんに図録を見せたら、同じように驚いていました。彼も、男性だと思っていた様です。

展覧会は、8月23日まで。もしパリへ来る予定があったら、おすすめです!


展覧会を見終えて外へ出た時は、丁度お昼時。
ここの美術館、小さな公園もあるので、
お昼を食べたりくつろぐのに利用している人も沢山いました。
私も、お弁当を持って出れば良かったなー。


 ここの前の通りから見るエッフェル塔が好き。



寒い時期を終え暖かくなると、ムクムクとお出かけしたい欲が湧いてきますね。
この後、ハーフサイズのバゲットサンド(パリジャンという名の、ハムとバターだけのシンプルなもの)・アランミリアの杏のネクター・パティスリー デ レーヴのマドレーヌを買い、
やっぱり公園でお昼を食べて、少しお散歩して、家路につきました。

お天気が良い日のパリの公園は、沢山の人で溢れかえっていました。





2015年4月3日金曜日

ふるさと便

フランスで暮らし始めて3年7か月、幾度かふるさと便と名づけられた荷物がAから届きます。
お手紙や小包は、届くとふわっとした気持ちになり、送り主の気持ちごと届くような気がして格別にうれしいものです。
日本郵便の箱、かわいらしい!
ワクワクしながら箱をあけると。。。
普段使いの食材から、よそゆきのお菓子まで。たくさんたくさん入っていました。
日本のお菓子のパッケージって、シンプルで美しい。
















遠くに暮らす私に、東京にいた時と変わらず贈り物してくれるなんて、本当にうれしいなと思うのです。時間も手間もかかるのにね。どうもありがとう。

Aの素敵だなと思う所の一つに、結婚しても変わらず子供が出来ても変わらずいる、佇まいなのです。でも、変わらないんじゃなくて、進化してるのにそれを感じさせないすごさ。お料理もちゃんとして、お出かけもして、おしゃれもしてる。だから一見、独身みたいに感じさせるんだけど、そうじゃないの。奥さんでもお母さんでもなく、彼女自身なの。
上手に言葉にあらわせないのだけど、生活の変化があっても彼女らしくいれるって、ぶれてなくてすごい。

独身だったころの私に、結婚生活っていいものよと度々教えてくれたのも彼女。その当時は、彼もいないし結婚するなんて考えられないと思っていたから、彼女の言葉をそうなのかしらねぇ?、とぼんやりした気持ちで聞いていたのだけど、結婚して日々暮らしている中で幸せだなと感じるたびに、Aの言葉を思い出すの。で、本当だねぇと心でつぶやいてしまうの。

東京でひと時ご近所さんだったから、あの頃もっともっと行き来すれば良かったねと思う、今日この頃。おすそわけとか、ちょっとした物を渡しに行ったり来てくれたり、楽しかったね。

これから暮らしに変化があるようなので、お身体大切に、日々過ごしてほしいなって思います。
写真でわかるように、我が家に畳のお部屋が出来ました。
いつでも泊まりに来てね。タイミング見つけて、パリに遊びに来る日を楽しみにしていますよ。